ガスコンロが原因で発生する火災は年間約3,000件
近年ガスコンロによる火災件数は、安全センサーの向上もあり現象傾向にあります。
それでも年間3,000件程発生しています。
平成27年度 消防白書より
ガスこんろ:3,073件 (センサー導入前の平成20年度は5,627件)
電気こんろ:280件
石油こんろ:27件
まき・炭・石炭こんろ:98件
発生原因トップは消し忘れ
発生原因を見てみると
消し忘れ:1,794件
過熱:338件
可燃物の接触:286件
となり、使用時の不注意により発生していることが分かります。
特に天ぷら油を取り扱っている時に、その場を離れてしまう場合は必ず火を止めましょう。
Siセンサーコンロで火災防止を
2008年4月から製造されているガスコンロは、必ずSiセンサーがついています。
Siセンサーコンロには以下の機能が備えられています。
- 加熱防止装置(調理油加熱防止装置、天ぷら油火災を防止)
- 立ち消え安全装置(煮こぼれ、噴きこぼれ、強風で火が消えた場合に自動で消える)
- 消し忘れ消化機能(点火後、一定時間で自動で消える)
もしご使用になっているガスコンロにSiセンサーが搭載されていない場合は、ガスコンロの買い替えをご検討下さい。
Siセンサーコンロの間違った使い方
以下のようなケースでは、Siセンサーが正常に動作せず、事故につながる可能性もありますので注意が必要です。
- なべ底が汚れている、変形している
- 土鍋、ガラス鍋などの揚げ物に使えない鍋については説明書をお読みください
- 少量の油で揚げ物をする場合は、センサーが感知する前に発火する恐れがあります
その他、ガスコンロに関してご不明な点はファミリーガスまでご相談下さい。