【LPガスの豆知識】LPガスとプロパンガスって違うの?

皆さんは、お部屋探しの際に「ここはプロパンガスです」なんて説明をみたことありませんか?

一方で、「LPガス」という言葉も耳にすることもあります。

どうやら「LPガス」、「プロパンガス」と呼ばれるものは同じものを指しているようです。

どちらもこんな感じのボンベで、各家庭の軒先に設置されているモノを指しているようです。

 

では、「LPガス」と「プロパンガス」。なぜ違った呼び方がされるのでしょうか?

 

液化~ガスとは?

LPガスとは「liquefied petroleum gas」の略で、日本語で言うと「液化石油ガス」と言います。

 

「液化~ガス」とは、「液体にしたガス」という意味ですが。。

どういうこっちゃという人も多いでしょうね^^;

図のように、気体は圧縮すると液体に変わる性質を持っています。

理科の実験で、先をふさいだ注射器で中の空気をぎゅーっと圧縮すると、内側に水滴がついたのを思い出します(私の記憶)

これが「液化」という現象です。

少しイメージして頂きたいので、変なことを言いますが^^;

圧縮されてできた液体の気持ちになってください(笑)

押し込められて窮屈ですね? 解き放たれたいですね?

だから、圧縮していた手を放すと、窮屈だった液体は解放されて元の気体に戻り、注射器のピストンも元の位置に戻ってしまいます。

 

 

この「液化した気体(ガス)」を利用したものに、スプレー缶があります。

 

スプレーを振ると、ぴちゃぴちゃっと中で液が動いているような音がしませんか?

実は、スプレー缶の中には押し込められて液体になっている窮屈な「元・気体」がいるのです(いじめてるみたいだな)。

スプレーは押すとガス(気体)成分がシューッとでてきますよね?

そうです!あれは、窮屈だった液体が解放されて放出されているのです!

 

これが「液化されたガス(元・気体)」を利用した例です。

 

LPガスは「石油を液化したガス」?

前に書いた通り、「LPガス」とは「石油を液化したガス」ということになります。

ん?石油ってそもそも液体じゃないの?

 

(参考:石油情報センター「石油製品は、どうやってできるの?」)

日本が輸入する石油(原油)は、蒸留装置や分解装置によってガソリン、灯油、軽油など、石油系製品に分解されます。

分解されたものの内、ガソリン、灯油、軽油などは「常温で液体」ですが、中には「常温では気体」になってしまう成分があります。

これらを圧縮して「液化」したものが「LPガス」と呼ばれます。

上の図が分かりやすいですね^^

昔はこれらの気体は「オフガス(排ガス)」と呼んで、捨てられていたそうですよ。もったいない><

 

「プロパン」は「LPガス」の成分の一つ

「LPガス」になる成分(気体)にはプロパン、ブタンといったものがあります。

ん?プロパン?

そう。「プロパン」とは、この原油を分解した成分の一つなのです。

図にすると

どのパターンもLPガスということになります。

 

 

では、本題に戻って。

LPガスとプロパンガスって違うの?

厳密には違いますね。

「LPガスの方が広い意味であり、プロパンガスはLPガスの一種」と言うのが答えになりますかね。

「プロパンガスはLPガスです」 → 正解

「LPガスはプロパンガスです」 → 不正解

 

何で「プロパンガス」と呼ばれるの?

家庭用に販売されているLPガスがなんで「プロパンガス」と呼ばれるか?

それは、LPガスの成分の大半が「プロパン」であるからです。

法律でプロパンを含む割合でLPガスの等級が決まっており

い号:80%以上

ろ号:60%以上 80%未満

は号:60%未満

となっています。

おそらく、「い号」以外が家庭用に供給されることはないでしょう。(多分)

そのため、「プロパンガス」が供給されているといってもほぼ正解となるのです。

 

「プロパン」じゃなくて「ブタン」じゃだめなの?

脱線ついでに「ブタンガス」じゃいけないのか?という疑問をもたれるかもしれませんね。

やってみたことはないので何とも言えませんが、多分、春~秋くらいまでは大丈夫なのではないでしょうか?

なぜプロパンが重宝されるかというと、同じ温度における圧力(解放されたい強さ?)がプロパンの方が高いのです。

圧力は温度に比例するため、冬場は勢いが弱くなります。

この時に、ブタンだと十分な勢いが得られず供給不足になってしまうと考えられます(多分)

まあ、ブタンガスを温めれば圧力が高くなるのですが、ガスボンベを丸々1本あっためるのはちょっと大変ですね^^;

ちなみに、ブタンガスはライターのガスとして使われています。

ライター程度であれば、手の温度やポケットの中の温度で十分な温度が得らるので問題なく使えるのでしょう(多分)

適材適所、よく考えられてます。

これを書いている私も、ブタンガスで実際に試したことはありませんのでお詳しい方いらっしゃればご教授頂けると大変助かりますm_ _m